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2015年7月24日 (金)

『首相官邸の前で』(小熊英二初監督作品)試写会へ

http://www.uplink.co.jp/kanteimae/
昨日は社会学者・小熊英二さんの初監督映画『首相官邸の前で』の試写会へ。
最近「デモとは何か」を考えさせられる機会が多いのだが、
この映画ではほとんどマスメディアで伝えられることがなかった3.11以降の反原発デモのリアルを、Youtube他に投稿された映像を繋ぐことで見せつける。
当時「首相官邸前」はワタクシにとっても生活圏で、毎日歩いていたにも関わらず、この熱さを感じることは出来なかった。
毎週金曜日の午後6時〜8時は、国会議員たちの多くは地元か、地元への移動時間だったからだ。
この映画はデモの様子とともに、「首相官邸前」に集うこととなった、福島原発のことがなければ縁もゆかりもなかったであろう6人のインタビューで構成されている。
「デモ」に参加することにより、彼らは「彼らの言葉」を獲得して行く。その言葉の奥には、ピンポイントの「今」だけでなく、彼らの生きて来た道筋も見えてくる。
未曾有の災害に見舞われ、有無を言わさず人生の転換を余儀なくされた彼ら、そして私たち。
涙ながらの訴えをする人がいる一方で、鳴りモノを鳴らしながら、時に笑顔で叫ぶ人々の姿もそのまま映し出される。彼らには当時も今も「不謹慎」と思うワタクシもいるのだが、その発露の後ろには3.11で崩される前から続く閉塞やため息の行く先でもあったのだということに気づかされる。
この日は小熊さん本人が来られて、質問にも答えられた。
「学者としての使命として記録した」という109分。
観るべき作品だ。


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